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砂糖と虫歯の関係性について

甘い物ばかり食べていると虫歯になる、という話は昔からよく耳にしますよね。とくに砂糖に関しては、虫歯のリスクを大きく上昇させるため十分注意しなければなりません。

 

▼砂糖はミュータンス菌の大好物

 

砂糖であるスクロースは、虫歯菌の代名詞ともいえるミュータンス・レンサ球菌の大好物です。ミュータンス菌は、基本的にスクロースをエネルギー源として活動し、歯を溶かす酸を作り出します。ですから、砂糖の摂取量をしっかり管理することは、そのまま虫歯予防に寄与するといえます。

 

▼甘い物が悪いわけではない?

 

意外に誤解されがちなのですが、甘い物であれば何でも虫歯菌のエサになるというわけではありません。例えば、キシリトールは砂糖と同じくらいの甘さを備えていますが、虫歯のリスクは上昇しません。これは虫歯菌がキシリトールを食べることはできても、エネルギー源にはできないからです。その他にも代用糖と呼ばれる虫歯にならない、あるいはなりにくい糖分がありますますので、子供のおやつに活用していきましょう。

 

▼シュガーコントロールが大切

 

とはいえ、砂糖も立派な栄養素のひとつなので、摂取量をゼロにする必要もありません。適切な量であれば問題ありませんので、その点は親御さまがしっかりシュガーコントロールしてあげましょう。

 

▼まとめ

 

このように、砂糖と虫歯には密接な関連があるため、子供の虫歯を予防するのであればシュガーコントロールを徹底してあげてください。もちろん、食後の口腔ケアも虫歯予防には必須といえます。