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子供の口呼吸と歯並びの関係について

子供の呼吸方法は、歯やお口の発育との関連も深いため、異常がないか常にチェックしてあげることが大切です。とくに鼻呼吸ではなく口呼吸をしている場合は、歯並びに悪影響を及ぼしやすいため要注意です。今回はそんな子供の口呼吸と歯並びの関係についてわかりやすく解説します。

 

▼口呼吸をすると出っ歯になる?

 

口呼吸が習慣化することで生じやすいのが「出っ歯」です。常に口が開いていると、唇からの圧力が加わらず、前歯が前方へと傾いていってしまうからです。骨格的な異常に由来している出っ歯ではないので、口呼吸を改めることでその症状も改善されていきます。その他、奥歯は噛み合うのに前歯部にすき間が生じる開咬(かいこう)を引き起こすこともあります。

 

▼お口周りの筋肉が弛緩する

 

子供の表情で「お口ポカン」というものがありますが、これもまた口呼吸と関連しています。一見すると愛くるしい表情に見えますが、常にお口が開き口呼吸が誘発されるだけでなく、お口周りの筋肉も弛緩していることから、噛む、しゃべる機能が衰えてしまいます。その結果、顎の骨の発育が遅れ、出っ歯や乱ぐい歯などの引き起こすこともあるのです。

 

▼まとめ

 

このように、子供の口呼吸は間接的ではあるものの、歯並びの形成に悪影響を及ぼす点が多いです。それだけに口呼吸は、できるだけ早い段階で鼻呼吸へと移行させるのが望ましいといえます。