子供の受け口は矯正した方がいい?
下の前歯や下の顎が前方に出ている「受け口」は、“顎がしゃくれている”と表現されるように口元のコンプレックスとなりやすいです。そのため子供に受け口の症状が認められた場合、矯正を使用か迷ってしまう親御さまも多いことかと思います。
▼子供の受け口には要注意
実は、子供の受け口は早期治療が必要となるケースが多いです。具体的には、上の顎の骨の発育が遅れていて、相対的に下の顎が前方に位置している場合は、早めに小児矯正を始めなければ、良い結果が得られなくなります。これは上顎骨の成長のピークが下顎骨よりも比較的早い時期に訪れるからです。
▼子供の受け口の治療に適した時期
一般的な小児矯正は、大人の歯が生え始める6歳くらいからスタートすることが多いですが、上顎骨の発育の遅れに由来する子供の受け口は、もう少し早い時期から治療に取り掛かった方が良いといえます。ケースによっては、4~5歳から小児矯正を始めることも珍しくありません。
▼小児矯正が必要ないケースもある?
子供の受け口でも、下の前歯がやや前方に傾いている程度であれば、積極的な矯正処置が不要なことも多いです。ただし、その判断は歯医者さんでなければ下せませんので、子供の受け口の症状が気になった時点で一度、小児歯科や矯正歯科を受診するようにしましょう。上述したように、子供の受け口は早期治療が必要となりやすいため、歯科の受診も早いに越したことはありません。